ホーチミンで日本語バイクツアーを体験したら最高でした【2022ベトナム旅行記2】
ベトナムのホーチミンにひとり旅してきました!
ベトナム名物といえば、喧騒とバイクの多さ。
「ぜひベトナムでバイクに乗ってみたい!体験してみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?
私はバイクも車もまったく運転できないので、今回は日本語のバイクツアーに申し込んでみました。
これが大正解で、本当に体験できて良かったです!
ホーチミン旅行する方は必ず体験してほしいくらい。激推しします!
この記事では日本語バイクツアーを体験した様子を詳しく記録しておきます。
「ベトナムでローカル気分を味わいたい!」
「ガイドブックに載っていない場所に安全に行ってみたい!」
という方はぜひ読み進めてみてくださいね。
→泊まってよかった!ホーチミン旅行おすすめホテルまとめはこちら
日本語でバイクツアーができる「mi travel(ミートラベル)」
今回お願いしたのがmi travel(ミートラベル)という会社のツアーでした。
検索してみるとホーチミンのバイクツアーはたくさんあるのですが、全て英語のみだったんですよね…。
海外ひとり旅は大好きでよくしてはいるものの、英語ガイドを全部聞き取れるほどの英語力はなし。
過去に英語ツアーで全く聞き取れず、つまらなかった経験もあったので「日本語ツアーはないのか…?」と探した結果、ミートラベルさんに行きつきました。
ミートラベルはホーチミン在住の日本人の方が運営されている会社。
ツアー開始時に代表の方と少しお話させていただいたのですが、海外赴任をきっかけにホーミンに来て、その後ミートラベルを立ち上げたそうです。
(海外に住んで自分で事業立ち上げるっていうのがもう尊敬しかない、すごい)
ミートラベルのツアーは、日本語が話せるベトナム人女性が運転するバイクの後ろに乗ってツアーを楽しむことができます。
ツアーの種類もいくつかあったのですが、今回は夜のフードツアーに申し込んでみました。
ちなみにバイクツアー以外にもベトナム語の通訳などのお手伝いサービスもあるそうです。
現地にお住まいの方や、旅行者でも急きょ通訳が必要になった時などにはすごく助かりそうなサービスですね。
日本語バイクツアーmi travel(ミートラベル)の予約方法
予約はとても簡単で、すべて日本語OK。
- 公式サイトからツアーを選ぶ
- 申し込みフォームに必要事項を入力
- 送信後確認メールやスケジュール表などが届くので確認
- あとは当日を待つだけ
私はツアー3日前くらいの申し込みだったのですが、すぐに確認メールが届いて安心でした。
滞在ホテルを記載しておけば、ツアー当日にお迎えに来てもらえるのでとても楽です。
またスタッフさんの服装を指定することもできます。
青いアオザイか私服か選ぶことができますが、私は今回1人参加であんまり目立ちたくないということもあって笑、私服を指定させていただきました。
ホーチミンで日本語バイクツアーを体験してみた!
17:00 滞在ホテルから出発
時間の5分ほど前に部屋を出てホテルロビーに向かうと、すでにミートラベル代表の伊藤さんと、ベトナム人女性スタッフさんが。
(5分前行動なあたりが、すごく日本を感じました笑)
代表の伊藤さんと少しお話をして、今回のフードツアーの説明を受けました。
そして今回私を乗せてツアーをしてくれるニャットさん。
学生さんなのかな?と思っていましたが、偶然にも同い年!
一気に親近感が湧いてツアー中は本当に楽しくお話できました。
また私はバイクに乗るのが全くの初めてだったので、ヘルメットのつけ方から乗り方までしっかり確認。
写真も撮らせてもらったら、さっそく1件目のお店へ出発です。
1件目:ローカル店でバインセオとバインコットを食べる
ホテルから1件目のお店までは約10分くらいだったのですが、ニャットさんがゆっくり丁寧に走ってくれたおかげで、さっそくバイクの楽しさにハマりました。笑
日本語で少しお話や周囲の案内もしてくれるので、怖さもなくあっという間にお店に着いた印象です。
案内されたのがこちらのお店。
そう、どローカルです!
勇気がある人なら行けるかもだけど、私のようにベトナム語はおろか英語もままらなずビビりな人はまず入れないお店ですね。
ニャットさんがベトナム語で全部注文してくれる上、作っているところも見せてもらえました!
お店のすぐ横の路上で作っていることにびっくり!!
狭い場所でとても器用に作っていて驚きました。
まずはバインコットという料理。
エビと豚のたこ焼きみたいなもので(なんだかよくわからない表現ですが)、一緒に出されるレタスやシソなどの葉っぱに包んで食べます。
一緒にヌクマムというお漬物?が出てくるので、それにつけて食べるそうです。
食べ方も全部ニャットさんが教えてくれました!
揚げ焼きのようになっているので油っぽいかなと思いきや、ヌクマムと野菜がさっぱりしていてとて美味しかったです!
次に出てきたのがバインセオ。
ベトナム風お好み焼きみたいな感じですね。
この黄色い生地は、米粉とウコンでできているそう。
ニャットさんに「日本ではウコンは二日酔いのドリンクくらいでしか飲まないよ」と言ったら驚いてました。
ベトナムでは日常的に食べるそうです。
しかしこのバインセオすごく美味しくて別日にも食べるくらい気に入ったのですが、私の手のひらより大きくて全然食べきれず。
一緒にニャットさんの食べるのを手伝ってくれましたが全然無理だったので、お持ち帰りしてホテルでいただきました。
帰りがけにベトナム語で「ありがとう」を教わり、お店のおじさんに言ってみたら伝わったみたいで嬉しかったです!
(「カムオン」らしいのですが、ベトナム語の発音は難しめ)
2件目:ローカル店でボッチンを食べる
1件目のお店からバイクで移動すること数分、2件目もどローカルのお店です。
こちらではボッチンという、お餅を卵で閉じた炒め物のようなものを食べました。
上にのっているのはパパイヤの細切りとナッツ。醤油のようなソースにつけていただきます。
お餅と醤油なので、日本人とも相性のいい食事ですね!
お餅はもちもち感はあるものの、おはぎくらいの粒感。ボリュームもあって美味しかったです!
このお店は店先で調理していました。
ちなみに衛生環境が心配になる方もいるかもしれませんが、私は一切お腹も壊さず食べられたので大丈夫かと思います。
きっとお店選びも日本人向けにしてくれてるのではないかな。
あとは現地のお子さんも食べてるからという安心感もありました。
3件目:路上の屋台でバップザオを食べる
次のお店、というかお店ではなく路上の屋台でした!
ホーチミンの街中でよく見かけるものの、観光客にとっては一番ハードルが高いのではないでしょうか。
実は本当は別の屋台でバンチャンヌンというベトナム風ピザを食べる予定だったのですが、行ってみたらお店がお休みでした。
屋台だからこそ、こんなこともあります。
バンチャンヌンはまた次の機会にとっておきます!
急きょニャットさんがすぐ近くの屋台に向かってくれて、バップザオというとうもろこし炒めをいただくことに。
とうもろこしと小エビを一緒に炒めたもので、いい感じの塩味がとても美味しい!
お酒やご飯のお供として一緒に食べたい感じです。ベトナムでも実際にご飯と一緒に食べることが多いそう。
ちなみにここのお店の一番の名物は、ビットロンという食べ物とのこと。
こちらは「アヒルの孵化直前のゆで卵」で、なかなか衝撃的な食べ物です…笑(食べる勇気はなかった)
ニャットさん曰く「日本人の人は好きじゃないかも、でもベトナムの人はみんな食べてます」とのことでした。
確かに路上でバップザオを食べていると、次から次へとビットロンを買いに来る人が絶えませんでした。
国が変われば食べ物も変わりますよね…。気になる人はぜひ食べてみてださい笑
4件目:大人気のお店でバインフランを食べる
最後に行ったのは、大人気だというバインフランのお店へ。
地元の若者で、店内はほぼ満席です。
バインフランはベトナム風プリンのこと。
とろとろタイプではなく固めのプリンで、紅茶味やタピオカ入りのものなど種類も豊富でした。
一番びっくりしたのは、プリンに氷をかけて食べること!笑
プリンは冷えていないので、上から氷をどさっとかけて食べると冷たくなっておいしかったです。
プリンは1人2つと、たっぷりデザートをいただきました。もうかなり満腹です。
21:00 夜景を見ながらホテルへ
20:40ごろにはお店を出て、ホテルへ向かいます。
途中サイゴン川沿いの大きな道を通ってくれたので、とてもきらびやかで夜景も楽しみながら帰ることができました。
そして夜風がとても涼しくて気持ちいい…!
バイクだからこそのスリリングさと楽しさを最後まで満喫することができました。
最後はニャットさんとのお別れが寂しくなるほどでしたが、ホテルの目の前までしっかり送ってもらってツアーは終了でした。
ホーチミンで日本語バイクツアーを体験して良かったこと
バイクでホーチミンを爆走するのがとにかく楽しい
とにかくバイクに乗って移動するのが、すごく楽しかったです。
いきなり現地のバイクに乗るのはちょっと怖かったので、今回のツアーで日本語で乗り方やコミュニケーションが取れて本当によかったですね。
また「爆走」と書きましたが、ニャットさんの運転は全然爆走ではないです笑
こちらの安全を第一優先に考えての運転だったので、初めこそドキドキしたものの全体的にはすごく楽しめます。
実はこれでバイクの後ろにのって移動する楽しさにハマり、翌日からgrabバイクで乗りまくっていました。
タクシーよりも安いし、一度のってしまえば怖くない!
日本にはない新しい楽しさを味わえるのも、海外の良さですよね。
地元の人ならではの場所に行ける
いったお店の写真を見てもらってわかる通り、自分1人ではまずいけない地元ならではのお店に連れて行ってもらえるのはツアーならではですよね。
また1件目のお店のように、
- 調理の写真を撮れるようにベトナム語でお店の人に伝えてくれたり
- 覚えたてのベトナム語を試せるようにお店の方を引き留めてくれたり
と、こちらのやりたいことを日本語でリクエストできるのもありがたかったです。
友達感覚でベトナムの文化や習慣を知れる
バイクに乗れたのも現地のご飯を食べられたのも楽しかったけど、一番楽しくて印象的だったのがニャットさんとのおしゃべりでした。
お互いの仕事のことやそれぞれの国の文化の違いなど、4時間のツアーだったけど本当にいろんなお話ができました。
もちろん第二外国語としての日本語なので、日本人と同じような会話のテンポではないけど、時にわからない言葉は検索したりしながらお互いに一生懸命理解して会話ができたのが本当に楽しくて。
冬に初めての日本旅行も控えているそうで「もっと日本語を上手に話せるようになりたい」という向上心や興味がすごいなぁと、同年代の女性として素直に尊敬します。
またツアー当日がちょうど「教師の日」という先生への感謝を伝える祝日だったそうで、日本とは全然違う文化を詳しく聞けたのも楽しかったなぁ。
卒業した後も、先生のうちに行ってお祝いする文化もあるらしい…!
ニャットさんは「日本の小学生は1人で歩いたり電車に乗ったりして通学している」ということにとても驚いてました。
こうやってお互いの国の文化や違いを知れるのは海外旅行ならでは。
ちょっと壮大ですが、全人類みんなが異文化交流すれば世界は平和になるのになぁなんてことも思ってしまいます。
ホーチミンで日本語バイクツアーを体験する時の注意点
服装はパンツの方が楽
最後に日本語バイクツアーをする時の注意点を少し。
女性はやはりパンツスタイルの方が楽です。
現地の人はスカートでバイクに乗っている人もたくさんいますが、まずは一生懸命バイクに乗ることに慣れるためにも、集中できるパンツの方がおすすめです。笑
あとはバッグは、リュックやデイバッグのような斜めがけバッグの方が落とす心配がなくていいですね。
コロナ関係なくマスク必須
ベトナムはコロナ前から、排気ガス対策としてバイクに乗る時にマスクをする習慣があるそうです。
なのでコロナ関係なくマスクは必須。
特に混んでいる道路だと、マスクをしていても結構排気ガスは気になります。
ちなみに街中のマスク着用率は半々という印象でした(2022年11月時点)
外国人観光客も多かったし、ホテルやレストランなどの店員さんもしていない人も多かったです。
ただしている人が目立つという訳ではないので、気になる人はしてても大丈夫という印象ですね。
日本語バイクツアー「ミートラベル」の料金
今回利用したミートラベルさんのバイクツアー料金は、コースによって変わります。
サイゴンフードツアー | 1人あたり1,240,000ドン (半日/食事付き、約6,960円) |
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ホーチミン定番市内観光ツアー | 1人あたり1,450,000ドン (半日/食事付き、約8,140円) |
ナイトツアー | 1人あたり1,480,000ドン (半日/食事付き、約8,310円) |
カスタマイズツアー | 1人あたり1,200,000ドン〜 (約6,740円〜) |
お手伝いスタッフ | 1時間200,000ドン〜 (約1,123円〜) ※最低4時間から利用可能 |
※レートは2022年11月時点で計算しています。
もうベトナムドンの桁表記が多くてよくわかりませんが、今回私が参加したフードツアーは約7,000円でした。
英語のバイクツアーは5,000〜6,000円くらいからあったのでそれと比べると高いですが、
- 日本語ができるスタッフさん
- 食事代込み
- バイク保険料込み
- ホテル送迎付き(1区以外のエリアだと追加料金あり)
- 2杯までドリンク代込み
などを考えると、個人的には大満足でした!
ホーチミンの日本語バイクツアー、ぜひ体験してほしい
とっても楽しかったホーチミンの日本語バイクツアー、気がつけばここまで5,000字越えで書いてしまいました。
本当に今回申し込んでよかったツアーだったので、ぜひホーチミンに行かれる方にはぜひ利用してもらいたいなと感じました。
人数は最大10名まで(10名以上は要相談)ですが、女性1人でも全然OK。
ぜひベトナムならではのグルメやバイク体験を楽しんでみてくださいね!
→泊まってよかった!ホーチミン旅行おすすめホテルまとめはこちら